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2013年10月19日、環境パートナーシッププラザセミナースペースで行ったワークショップの続きです。

屋久島町への提案①
焼酎班 ファシリテーター樫野充さん

コンセプトは観光ではなく、人と出会う”旅”
・子供たちがまた来たくなる島 秘密基地、地元の子供たちとの交流。
・地場産業施設の活用 さば節工場、焼酎工場、水力発電所などの見学ツアー。
・種子島&口永良部島とのコラボツアー。
・ESD、環境教育に取り組む。

屋久島町への提案②
緑茶班 ファシリテーター秋元翔行さん

集落ごとに岳(神社)をまわる岳参りの復活
・縄文杉にナンバーをつけ登山道を増やす。
・杉にカテゴリーをつける。例えば、樹齢3千年以上は縄文杉、2千年以上は弥生杉、千年以上は屋久杉、愛子岳縄文杉、紀元杉など。
・毎年新しい人が来るように、環境農業体験、遊歩道整備体験などを実施する。
・入山規制を作り、入山の定員を決めてアナウンスする。
・山、杉ごとに入山料をとり、引き換えに通行証、お守りなどの記念品を渡す。

屋久島町への提案③
紅茶班 ファシリテーター櫻井顔世さん

ビジターセンターでさまざまな体験を用意する
・冬に星を見る、滝巡り、子連れツアー。
・民泊などで島の人と知り合う。昔話を聞く。
・ガジュマル、海亀、貝拾い→工作、しょうのう作り、よもぎ摘み、かからん団子作り。
・学校と連携して自然体験プログラム。
・荒川登山から雲水峡への道を分かりやすく!
・地元の若いガイドさんの育成。地域ごとの特色を知る人、冬でも安全に登山する人。
・口永良部島ツアー。

屋久島町への提案④
縄文水班 ファシリテーター國分走一郎さん

色々なコースを作る
・砂浜コース、島巡り、縄文杉、山登り。
・バスの乗車券(食券付)
・芸術分野(屋久島焼き、杉木工)
・超家族的な民宿ネットワーク。
・永田の浜でバーベキュー、平内海中温泉で月見酒、宮之浦川でカヌー。

屋久島町への提案⑤
たんかんジュース班 ファシリテーター足澤真礼さん

エコツアーを充実させる
・宿泊しながら、集落ごとの歴史、生活、習慣、食べ物、村自慢などを聞く。
・エコツアーガイドを養成し、ライセンス制にする。
・冬でも海で遊べ、山には雪が積もる。
・町長さんおすすめのトーロキの滝
・トロッコ線の利用。

「もしもあなたが屋久島の町長さんになったら」参加してくださった方へのアンケート

1.屋久島にどんなイメージを持ちましたか?
・自然
・屋久杉のほかにも魅力がありそうなので、もっと紹介すれば旅行者は増える。
・屋久島に行った人のイメージより、今日のワークショップがすばらしく良かった。
・将来性のある島だと思う。
・大自然、エコの島。
・島を守り大事にしている、というイメージ。

 ※事前のアンケートでは、ほとんどの方が「自然が多い島」でした。
 ※屋久島の形を描いてもらったら、どの絵にも口永良部島がなかった。

2.屋久島旅行にいくとして、何時、誰と、どこに行き、何をしたいと思われますか?
・海、ダイビング
・ひとりで島を一周したい。
・海から島を見ます。気の合った人とボーッとしたい。
・エコツアーに関心のある友達とゆっくり1~2週間滞在して全島を歩いて回りたい。
・春か秋に、家族・友人とゆっくり行きたい。滞在型もいいな!
・10月~11月くらいに、主人と屋久杉と温泉を楽しみに行きたい。

 ※事前のアンケートでは、ほとんどの方が「縄文杉」とだけのご記入でした。
 ※少数意見で「海」がありました。

3.屋久島にどんなことを願いますか?
(自然について、具体的な滞在について、情報発信についてなど。)
・自然保護発信。
・ボランティアガイドを増やし案内してもらったらよい勉強になるのでは。
・島の人が意識を高く持ち、島の自然や文化を守ってほしい。
・しっかりと準備してから発信して、口コミで広がっていく質を期待する。
・ネット情報の充実・拡大。
・たくさんの観光・来島者を迎えるのではなく、島のキャパシティを定め、自然を守っていく島になってほしい。


「もしもあなたが屋久島の町長さんになったら」ファシリテーターへのアンケート

1.ファシリテーターをする前、ワークショップ実施後の屋久島へのイメージや考え。
・「巨木の森林と雨の島」から、「人と自然とうまいものの島」へ。
・ファシリテーターをする前は自然溢れる第二の故郷と思っていました。ファシリテーター、ワークショップをしてから環境や雇用といった問題があり、島のひと、島以外のひとが考えていることには大きい差があり、求めているものもちがう。溝が深いと感じました。

2.屋久島に何時、誰と、どこに行き、なにをしたいか?
・家族や気のおけない友人と、島のあちこちへ、登山・釣り・ツーリング・写真撮影・食べて飲んで。
・宮之浦岳と縄文杉を母と叔父といきたいです。昔の記憶を振り替えながらいまの屋久島の現場について考えたいです。あと大自然にふれたい。

3.屋久島についてどんなことを願いますか?
自然について、具体的な滞在について、情報発信についてなど。
・ガイドさん自身が前向きに取り組めるような資格制度の設立。
・羽田-屋久島直行便の就航。
・自然そのものはかわらずにありのままであり続けて欲しいです。
・一方ひとのいる村や集落は高齢化対策として、病院やお店の確保、物流をよくしてほしいと思います。

以上



世界自然遺産登録 20 周年記念イベント 屋久島ビジョン 21
もしもあなたが屋久島の町長さんになったら

ワークショップデザイン  臼井 ちか
ファシリテーター 東京農業大学 地域環境科学部4年   樫野  充
              〃      地域環境科学科4年   國分走一郎
              〃      応用生物科学部4年   櫻井 顔世
              〃      応用生物科学科4年   秋元 翔行
              〃      国際食料情報学部3年  芦澤 真礼

主 催   :屋久島イベント実行委員会
後 援   :屋久島町、関東屋久島会屋久島イベント実行委員会
企画・運営 :チカソシキ
2013年10月19日、環境パートナーシッププラザセミナースペースで行ったワークショップの様子です。
まず受付で選んでいただいたウェルカムドリンク(屋久島産)で班分けです。


焼酎班(三岳)



緑茶班(屋久島茶)



紅茶班(和風紅茶)



縄文水班



たんかんジュース班



関東屋久島会 岩川会長の開会宣言



ご挨拶と自己紹介。




関東屋久島会 牧良平さんのお話。

1.なぜ屋久島がここまで成功したかを学ぶ。

・  屋久島の自然の魅力
・  自然との共存の仕方
・  風土について
2.今後の観光の課題は何か?を伺う。


受付で選んだウェルカムドリンクに合う屋久島の特産品を選んで試食する。
メニューは、かからん団子、つけあげ、とびうおの生ハム風くんせい、さば節、 たんかんジャム、ぽんかんジャム、よもぎ黒糖、さば味噌など。




班ごとにプランを話し合う

・ 課題解決に沿うような旅行・滞在プランは考えられるだろうか?

・ 課題解決に沿うようなPRプランはどんなものだろうか?



もしも自分が屋久島町長だったら、島外の人たちにこんなメッセージを送ります、を発表。




それぞれの班のプランを町長に贈呈。




荒木耕治屋久島町長からのお話。



関東屋久島会副会長計屋圭宏さんの終わりのご挨拶。


2013年10月12日みなと区民まつりの富士山クラブのブースに、
アーティスト山田卓生氏のペットロイドを展示しました。



この冬、富士山クラブの「もりのがっこう」(富士河口湖町)に
廃材と自然物を利用するアーティスト山田卓生氏を迎え、
世界文化遺産登録をお祝いする作品を展示します。

<ペットロイド>
2006~日本、オランダ、ガーナ、オーストラリア
サイズ:h:500㎜ w:500㎜ d:500㎜
素材:ペットボトル
製作時間:1時間


山田 卓生 アーティスト
フジロック、サマーソニック等の音楽フェスティバル、ダンスミュージックパーティの美術を制作。
近年映像の美術も手掛けるようになり、AKB48のプロモーションビデオが評判になる。  
日本、オーストラリアを中心に活動。来年からはアメリカ、ヨーロッパ、南米のフェスティバルでも作品を発表する予定。その土地、その土地の自然物と廃材を利用したアートは多くの人の心を捉える。
今最も重要視されているアーティストのひとりである。
1977年 東京生まれ 2001年日本大学芸術学部写真学科卒

富士山クラブ
http://www.fujisan.or.jp/

2013年10月12~13日みなと区民まつり
http://www.kissport.or.jp/maturi/2013/
素泊まり民宿夕景の恭子さん。恭子さんは口永良部島ガイド協会のHP、ご自身のブログ、雑誌「ヒトメクリ」で島の紹介をしているライターさんでもある。
お家もお庭も滑り台もご主人の森さん作。


夕景のガジュマルの下の滑り台




太陽フェリーチケット売り場



屋久島に戻って
宮之浦川



最後に屋久島の荒木耕治町長にお目にかかって屋久島訪問を終えました。
屋久島への愛情と町政へのお考えをお聞きすることができ、ワークショップの構想がぐんとふくらみました。
お話しが楽しすぎて、撮影をすっかり忘れました。

いんなことを教えてくださった屋久島のみなさん、本当にありがとうございました。




今日も屋久島です。

宮之浦のお魚屋さん、丸高水産 北山さん。
活きのいいお魚をどっさり売っている。


平内海中温泉

海中温泉の入り口


野菜の市が開かれていると聞き、宮之浦公民館に行きました。
残念ながら、今朝は野菜が少なく、すでに終了。
宮之浦区長 日高さんから島全体へのお考え、宮之浦区の見どころなどをお聞きしました。
熱心にメモを取っていてお写真を撮り忘れる。


口永良部島に移動して
金岳小中 宇都校長先生

未来創造協議会会長 久木山さんご夫婦

未来創造協議会事務局長の山地さんとカイトくん

三泊目は民宿番屋
島生まれのユリ子さんの正真正銘の口永良部料理。
親戚のどなたかが釣ったお魚3種。
ご馳走さまでした。


二日目は屋久島交通の橋口さんにご案内していただきました。

エコフェスタ 古居さん


屋久島くすのきしょうのう、という商品にひかれて訪れた兵頭木材の社長、兵頭昌明さん。
宿に帰って「生命の島」を読んでいたら、森林伐採に先頭を切って反対されていた方だった。

http://shounou.com/?page_id=5



屋久島でのお茶栽培の先駆者、藤原製茶の藤原典子さん


屋久島フルーツの農園
島バナナ

パパイヤのオスメス

グァバ、ドラゴンフルーツ、パパイヤ




安房川


安房橋を渡って通学


ホテル屋久島山荘


島の西側



こういうのいいですね。


一湊コーヒー


二泊目 民宿やくすぎ荘
大勢の登山や釣り客で混み合う活気あふれる宿。

オーナーの荒木祥子さんは年下には慕われ、年上にはかわいがられ、お客はリピーターになり、移住者の母、姉、と言い尽くせない。



きょうも屋久島のお話をたくさん聞かせていただきました。