今年の舞台は「三河台公園」。
その昔、松平三河守のお屋敷があったエリアが三河台町になり、
今はその名前を公園が引き継いでいます。
幾世代を超えて存在している地面、
年を重ねた風格のある樹木、生命力あふれる野草たち。
謎めいた雰囲気も魅力的な空間です。
年を重ねた風格のある樹木、生命力あふれる野草たち。
謎めいた雰囲気も魅力的な空間です。
今年の一つ目の新しい試みは、
企画のパートナーとしてアーティストの岩田とも子さんを迎えたことです。
企画者とアーティストが協同することもアートプロジェクトにふさわしいのではないかと考えました。
今年のテーマ「未来ノマツリ」から、最初のヴィジョンを作りました。
三河台公園で時間(今)を超える
大晦日、年を越した時、新年を寿ぐ
海の上、遠洋航路の船乗りさんは赤道を越える時に祭りをする
人には幾度も幾種類もの”境”を越える時がある
”境”を超える時、耳を澄ませ、目を凝らし、
今に集中する
そして、今を超えた時、
未来が来る
三河台公園の”台”から”境“を越えて未来に行こう
ささやかだが、心はずむ祝祭が待っている
アーティストには、
作品を観る人にも、参加する人にも想像力を働かせながら、
時(今)を超える「ツール」や「場」を創造してもらう。
長い間、六本木に暮らす人々、
ワーカーに親しまれてきた三河台公園の笑い、ざわめき、共働の記憶、
坂道+傾斜地である地形、高速道路の音を特徴として、
こどもから大人に通じるユーモアのある作品を希望していく。
形態は、立体作品、平面作品、音など。
設置するだけでなく、来場者が関わることができる作品としたい。
そして、まず作品に、それからお人柄に一目ぼれをした三人の作家に
ご登場いただくことになりました。
公園のタイトルを
Explorer
次への扉を開く時
としました。
3人のアーティストの作品制作が、
まだ見ぬところへ向かっている探検のように感じること、
次への扉というのは、まだ見ぬところへの入口にある扉、
関わる人、来場する人、みんな、それぞれの次へ、
扉を開けて進もう!の気持ちから名付けました。
六本木アートナイトには多くの方が関わってらっしゃいます。
実行委員、事務局、広報、東京都、港区、地域の方々・・・
乗り越えなければならない課題も生じます。
多くの中の一人として、ひとつのチームとして、
一歩ずつ一歩ずつ進んでいきたいと思い、今日の日を迎えました。
一緒に扉を開けましょう。
三河台公園でお待ちしています。
http://www.roppongiartnight.com/2017/